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GWIUpdate  2019年8月7日号

第33回GWI総会開催挨拶
総会は7月25日にGWI会長Geeta Desaiの開会挨拶で始まった。彼女は約50ヶ国から会員が参集したことが、GWIおよび女性と女児の教育を受ける権利に対する共通した熱い思いを示していると表明した。続いてスイス大学女性協会会長、地元準備委員会議長Doris Boscardinが、歓迎挨拶と共にジュネーブ大学、すべての運営関係者とボランティアに対して感謝の念を表し、スイスで三度目のGWI総会開催を引き受けることができて誇りに思うと語った。次に、スイス国会議員Lissa Mazzoneが、1世紀前には10パーセントの女性しか大学へ進学できなかったが、ありがたいことに変化してきたと述べた。手本となる先駆者の女性たちは、女性のための道を切り開いてきたが、女性が公的領域で何らかの地位を得るためにはいまだに戦わなければいけないとも話した。また、2019年6月14日に実施されたスイスにおける歴史的な街頭行動に言及した。その日は50万人の人々が、まだスイスにはジェンダー割当制度がなく、男女同一賃金の約束が果たされていないことを周知するために集まったのだ。 次にジュネーブ大学ジェンダー平等部長Brigitte Mantilleriが、「教育―女性蔑視に対抗する手段」と題して基調講演を行った。ジェンダー平等における格差や女性蔑視を描いた物語を紹介し、ヨーロッパでは女性の権利の分野での前進にもかかわらず、格差や蔑視が微妙なかたちでいまだに存在すると語った。彼女は女性の描かれ方の歴史を追いながら、そこに見られる女性蔑視を例証した。その講演を注意深くメモしているGWI会員の姿が見られた。
総会第2日、Desai会長は国家政策や世界政策と同様に、教育や交易、開発、平和をジェンダー平等の切り口から理解することが大変重要であると再度強調した。この理解無くしてGWIが政府に影響を与え、その国々で知識に基づいた提唱活動を遂行することは困難であろうとした。 この目標を達成するために、GWIは「世界経済の中での開発の共通目標」と題して基調パネルディスカッションを行った。パネリストの国連貿易開発会議(UNCTAD)の貿易、ジェンダーと開発プログラムの国連チーフであるSimonetta Zarrilli、および世界貿易機関(WTO)の貿易とジェンダー担当者のAnoush der Boghossianが、ジュネーブ大学法学部教授でありWTO参与でもあるGabrielle Marceauの司会のもと、交易と女性の権利ひいては平和との間の関係が重要であると明言した。パネリストたちは、交易がどのように女性の日常生活に影響を及ぼしているのか、即ち女性が最大の消費者である品物の値段や、政府による公共サービスの供給にどのように影響を与えているのかを議論した。さらに、交易が適切な生活水準に対する権利や食物への権利、ジェンダー平等への権利獲得の後押しができるという理由によって交易と人権の関連も指摘された。


ワークショップ、セミナー、ポスター発表
68余りのワークショップ、セミナー、ポスター発表がGWI大会期間中に行われた。「教育を通じて平和を」大会(7月27日)は、研究や政策提言での経験や専門知識を有する講演者を揃え、教育、女性そして平和を第一に追求する私たちの戦略作りを支援した。
また会員は以下の5つのサブテーマのうち1つないし2つに関係する多様なポスター発表、ワークショップやセミナーを行った。
  1. 女性と女児への教育によって、どのように紛争を防ぎ、社会を変革できるか。
  2. 平和の文化をもたらすために、どのようにカリキュラムを発展させ変化させられるか。
  3. 相互につながった、しかもその3分の2が紛争下にある世界に暮らすとは、いかなることか。また、紛争は私たちの日常生活にどう影響するのか。
  4. 若い専門家に対してどのようにすれば、教育とジェンダーの問題と、自らの個人的及び職業上の成功とのつながりを理解し、関係付けられるようにできるのか。

大卒女性が、教育、平和、提唱活動と行動が交叉するところで、地域、国、世界の政策に影響を与えるには、いかなる働きができるのか。

 

 

WTOにおける貿易とジェンダーに関する基調討論会
7月26日GWIメンバーは世界貿易機関/WTOの招待に応じ、貿易におけるジェンダー平等の重要性に関するWTOのパネル討論会とその後の歓迎会に出席しました。貿易に関して世界を変える多くの決定がなされるWTOへの訪問はまさに千載一遇の機会でした。ジェンダーが2年前からWTOの重要課題となって以来、その取り組みは積み重ねられ、発展してきました。WTOの貿易とジェンダー行動計画(2017-2019)や2017年ブエノスアイレスで出された「貿易と女性の経済的能力強化に関する共同宣言」で掲げられた推奨、行動、目標に沿ってWTOは活動しています。この討論会では、貿易とジェンダーに関するWTOの取り組み、および教育や平和そして女性のエンパワーメントを推進する貿易の役割に焦点が当てられました。 GWIは広大なネットワークを持つ組織として、GWIメンバーが田園地域で、また都市化が進んだ地域で女性たちのメンターとして指導している例のように、貿易での男女平等に関するWTOの取り組みを支援できると確信しています。発題者は、ビデオメッセージで参加したRoberto Azevedo(WTO事務局長)、Sunanta Kangvalkuij特使(WTO一般理事会議長)、Aranch Gonzales (国際貿易センター執行理事)、Ratnakar Adhikari(EIF/拡大統合フレームワーク執行理事)、Gabrielle Marceau (WTO法務部顧問)、Anoush der Boghossian (WTO貿易とジェンダー担当者)、Geeta Desai (GWI代表)でした。 GWIメンバーはアゼベド事務局長の男女平等への公約とGWI100周年への祝辞に感銘を受けました。全発題者の話を聞いたGWIメンバーは自国に戻り、自国のGWIメンバーや他の女性団体とはもちろんのこと、政府機関ともWTOが強調する男女平等をもっと広めていくためには何ができるのか議論していきます。女性起業家や、小さな加工業や製造業を協同で営む女性たちに活力を与え、彼女たちの国際的な市場への参入を支援していきます。最も弱く傷つきやすい女性たちに経済的自立への一歩を踏ませていきます。

GWIUpdate  2019年8月21日号

国際大学女性連盟(IFUW)と大卒女性インターナショナル(GWI)の100年(1919-2019)
1918年、イギリスの複数の大学からなる一団が訪米した際、米国のBarnard Collegeの学部長Virginia Gildersleeve教授と、イギリスのロンドン大学Caroline Spurgeon教授そしてバーミンガム大学のRose Sidgwick氏とが出会った。彼女たちは第一次世界大戦のような惨事を再び起こさないために世界中の大卒女性で結成する組織の必要性について話し合った。大卒女性が世界的に繋がれば、お互いを理解し友情を深め平和を築くために活動できるはずである、と。
このリンク*から、国際大学女性連盟(現大卒女性インターナショナル)がそのビジョンを高めていった100年の歩みがご覧になれる。この魅力的な女性達のラインアップをぜひともじっくり見ていただきたい。

*注 日本の髙野フミ、青木怜子両元IFUW会長の記事も載っています。(英文)


 


 

GWIUpdate  2019年7月17日号

GWI「教育を通して平和を」会議に世界と地域の専門家らが参集
スイス、ジュネーヴ 2019年7月17日発 — GWIは2019年7月25日~28日にスイス、ジュネーヴで開かれる3年ごとの第33回総会と百周年大会を告知することを誇りに思う。「教育を通して平和を」のテーマのもとGWIは設立100年を祝い、教育による世界平和と友好に対する創始者のビジョンをたたえる。 GWIは、会議のテーマに沿って平和、教育、人権分野における世界の指導者たちが語るプログラムを主宰する。 GWI会長Geeta Desaiが総会の口火を切る。続いてスイス大学女性協会会長、地元準備委員会議長 Doris Boscardinとスイス国会議員 Lisa Mazzoneの挨拶がある。UNESCO男女平等局長Sanie Gulser Corat夫人が「教育と平和のつながり」について*注、ジュネーヴ大学男女平等部長Brigitte Mantilleriが「教育―女性不信に対する手段」について初日の基調演説を行う。7月27日土曜日にはネルソン・マンデラNelson Mandela の孫娘Zamaswazi Dlamini Mandela が教育による平和について彼女の見解を述べる。

職業的専門家たちや独立専門家たちがこの4日間の期間中にメインテーマに加えて5つのサブテーマについて発表する。いかに教育が対立を防ぐ方向に女性や少女たちの地位を向上させるか、いかにカリキュラムが人権を擁護し、家父長制パラダイムを破壊するように進化するか、繋がった世界に生きるとは何を意味するか、いかにして若い専門家たちが教育、男女平等そして文化と環境問題のあいだの関連を理解する力をつけられるか、そして大卒女性たちが地球社会に影響を与えるために、教育、平和、唱道活動や行動が交叉する地点で尽力することにより地域の、自国の、世界の政策に対して何ができるか、以上5つのサブテーマをめぐって会議出席者たちの知識を増やすことを目的とする。

Desaiはこう述べている。「参加の方々にはこの会議によって情報を得、熱くなり、短期目標以上に目を向け、教育や平和に関する政策や立法上の協議事項に関与する決意を新たにしていただきたい。持続可能な開発目標2030、特に質の高い教育と男女の平等に関係するSDG 4と5を支援する行動の推進に熱心となっていただきたい。これらが持続可能な開発の立体像を経済的、社会的そして環境的に集大成し調和をとるのです。」 GWI はスイス、ジュネーヴに本部をおく会員制に基づく国際NGO であり、会員は60以上の国々に存在する。1919年に創立されたGWIは女性の権利、平等そして質の高い教育や高度なレベルまでの訓練の機会を通じたエンパワメントを唱道する、主要な女児と女性の世界的組織である。GWIはECOSOCの特別(または特殊)協議資格をもち、UNESCO及びILOと公式関係を維持しているNGOである。

*注 ヨーロッパ酷暑のためパリからの列車が当日不通でCorat夫人の来場が叶わず、講演は中止となった

 

 

 

 


 


 

 



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