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GWIUpdate  2019年9月4日号

GWI総会「教育による平和」:国連及び国連専門機関へのGWI 代表らの報告

GWIはジュネーヴ、ニューヨーク、パリ、ウィーンの主要な4つの国連センターに代表をおく。私たちの国連代表たちは、国連の会合への出席や世界の政策立案者たちが討論した議題のうち任務に関する多様な問題について報告を返すことによりGWIの使命を果たしている。GWIの総会において国連代表たちは過去3年間の活動の報告をするように招かれた。 ジュネーヴで代表を務めるGWI執行理事Stacy Dry Lara は、3月、6月、9月毎に開催される人権理事会(HRC)において、GWI会員を代表してその任務を推進している。GWIはこの3年間でHRCに陳述書を9回提出し、10回の口頭陳述をした。取り上げられた問題には、教育の障害、子どもの寡婦、早期の強制された児童婚、先住民の権利、平和の構築、収賄汚職、高齢者の学習方法、社会的包摂(共生)、持続可能な開発目標(SDGs)のための高等教育の責任体制などがある。GWIはごく最近、女性と汚職の問題についてパネルディスカッションを開催した。さらにジュネーヴにおいて、GWIは女性差別撤廃委員会(CEDAW)の会議に参加、さらにその3 年間に人権理事会の普遍的・定期的レビューの対象となったGWI会員(NFA)43ヶ国に関する報告を提供した。ジュネーヴではGWIは積極的にNGO女性の地位委員会(NGO CSW)や人権委員会に参加している。 ニューヨークを代表して、Maryella Hannumは仲間の国連代表Sophie Turner Zaretsky博士とMaureen Byrne博士と共に行っている、国連メカニズムと国連機関を通じてGWIの任務遂行のために行っている仕事を強調した。手短に言えば、チームは国連経済社会理事会(ECOSOC), UN-Women, CEDAW, 国連児童基金(UNICEF), やハイレベル政治フォーラムで活動している。彼女たちはチームとして、2030アジェンダに関連する国連活動に対し幅広い参加を容易にするために主なチャネルとして公認された、社会の複数の部門を担う主たるグループに積極的に参加し、GWIの任務を推進している。各代表はニューヨークのNGOCSWにおいて活動的な役割を果たしている。MaryellaはLogistics Committee & Youth Engagementの共同議長, SophieはHandbook Committeeに所属し、MaureenはZero Draft Committeeで意見を述べ、GWIの声を報告文書に組み入れている。 ウィーン代表のElisabeth Francisは、ウィーンの国連機関の注目が特に組織犯罪、持続可能な発展、汚職の軽減問題にあると強調した。彼女はGWIを代表し本会議に出席し、委員会に参加している。それは通年の麻薬委員会、犯罪防止刑事司法委員会への出席、そして国連軍縮部と協力する軍縮・不拡散教育などだ。またElisabethはウィーンにおける平和やNGO CSWに関する複数の委員会、高齢化および持続的発展委員会とも関係している。彼女は軍備不拡散への協力、そして和平交渉における女性の参加を力説した。GWIが期待されたもうひとつの分野はサイバースペースにおける暴力を若者に意識させることである。 GWIの事務局員Clémence Mathiaudが発表した、パリのGWI国連代表Dominique Ciavatti と Eliane Didierによる活動の報告書では、ジェンダー平等、科学、AI、M−ラーニング、包摂的(共生のための)教育に関するユネスコの会議、ワークショップ、セミナーやフォーラムが取り上げられた。彼女ら国連代表チームは、2020年9月に行われる経済および、女児のためのより良い未来と権利の創造に関する会議に出席予定である。これは他の地域の国連代表と会う機会にもなるだろう。



GWIUpdate  2019年9月18日号

GWI 第42回人権理事会に女性の不平等な貿易機会への対応を求める陳述書提出

GWIは第42回人権理事会(HRC4)を機に、陳述書により女性たちの財政状態を改善する手段の1つとして貿易への女性の参加の重要性に対する意識の向上を図っている。そうすることで、GWIは「女性の経済エンパワメントにおけるジェンダーと貿易に関する世界貿易機関宣言(WTOD)」、「国連貿易開発会議(UNCTAD)貿易とジェンダー・ツールボックス」及び「国際貿易センター(ICT)シー・トレーズ・プログラム」への支持を宣言する。54か国にまたがるGWI会員たちは貿易によって女性の地位を向上させるために、これらの先導的な行為や組織と共に働く用意があり、いかに女性達が積極的に貿易協定を地域的、国際的に完全なものにするかを示す用意がある。GWIは、価値連鎖や貿易の機会における女性の不平等に取り組むことは複雑だと認めるが、貿易とジェンダーが雇用創出と経済成長にとって不可欠な2つであると強調したい。加えて貿易による女性の経済的エンパワメントを改善することは広範囲な戦略的なパートナーネットワークに依存するとGWIは認識している。このためにGWIは加盟各国と国連の機関に国際NGOと協力することを要請する。これらの組織は広大な国際化されたネットワーク、および地域の微妙な差異を理解し、地域ごとにジェンダーに配慮した貿易協力戦略が作れる地方のパートナーへのアクセスを提供できる。それによって、トレード・マーケットに入る女性の自信と将来の成功の見込みが増加する。GWIによるHRC42 陳述書の全文はここ

 

GWIUpdate  2019年9月25日号

第42回人権理事会(HRC42)の主要課題:水と下水設備に対する人権

適切なWaSH(水、下水設備と衛生管理)を利用できる状態は、世界中で25億の人々が手に入れられない人権である。3人の内1人は安全な飲み水が手に入らない。女性や少女を含むすべての人がWaSHに対する基本的な権利を満たせることを確実なものにする努力の強化、かくて「すべての人々に水と下水設備の利用可能性と持続的経営を保証する」と宣言する持続可能な開発目標(SDG6)を達成することは、HRC42の第1週目の主要なテーマの一つである。 会議の初日に安全な飲み水と下水設備に対する人権に関する特別報告者(SR)Leo Hellerは「家庭から先の生活領域、特に公共空間における水と下水設備に対する人権」がテーマの報告書を理事会に提出した。 その報告書提出の翌日、SRによって組織されたサイドイヴェントがあった。その中でGWIは世界中の女性と女児たちの教育にとって無用な障害である生理衛生不安(MHI)にSRの注意を引く機会をえた。GWIはブラジル出身のJuliana Muller と言葉を交わす機会があった。彼女は2018年にわずか17歳で第2回Human Rights Youth Challenge (HRYC)エッセイコンテストで優勝した。Hellerが組織化したこの2度目のHRYCはWaSHに対する人権の意識を高めることと家庭を越えた生活領域においてWaSHを得られない人々への注意を引くことに目標を定めた。Juliana Mulleのすばらしいビデオ “RIGHTLESS” では、あなたは取り残されることの意味を知る若い女の子の立場に身をおき、ブラジルの田舎を1マイル歩くことで、身を以てそれを理解するだろう。おめでとうJuliana!9月11日の夕方、ジュネーヴの国連事務局とドイツ政府代表部によって準備された飲み水と下水設備に対する人権に関する美術展の初日に参加することで、GWIは飲み水と下水設備に対する権利を支援し続けていることを示した。展覧会はドイツ大使Michael Ungern-Sternberg, 飲み水と下水設備に対する人権SR Leo Hellerそしてジュネーヴ国連事務局長 Tatiana Valovaya の出席のもとで開催された。

 


 



GWIUpdate  2019年8月7日号

第33回GWI総会開催挨拶
総会は7月25日にGWI会長Geeta Desaiの開会挨拶で始まった。彼女は約50ヶ国から会員が参集したことが、GWIおよび女性と女児の教育を受ける権利に対する共通した熱い思いを示していると表明した。続いてスイス大学女性協会会長、地元準備委員会議長Doris Boscardinが、歓迎挨拶と共にジュネーブ大学、すべての運営関係者とボランティアに対して感謝の念を表し、スイスで三度目のGWI総会開催を引き受けることができて誇りに思うと語った。次に、スイス国会議員Lissa Mazzoneが、1世紀前には10パーセントの女性しか大学へ進学できなかったが、ありがたいことに変化してきたと述べた。手本となる先駆者の女性たちは、女性のための道を切り開いてきたが、女性が公的領域で何らかの地位を得るためにはいまだに戦わなければいけないとも話した。また、2019年6月14日に実施されたスイスにおける歴史的な街頭行動に言及した。その日は50万人の人々が、まだスイスにはジェンダー割当制度がなく、男女同一賃金の約束が果たされていないことを周知するために集まったのだ。 次にジュネーブ大学ジェンダー平等部長Brigitte Mantilleriが、「教育―女性蔑視に対抗する手段」と題して基調講演を行った。ジェンダー平等における格差や女性蔑視を描いた物語を紹介し、ヨーロッパでは女性の権利の分野での前進にもかかわらず、格差や蔑視が微妙なかたちでいまだに存在すると語った。彼女は女性の描かれ方の歴史を追いながら、そこに見られる女性蔑視を例証した。その講演を注意深くメモしているGWI会員の姿が見られた。
総会第2日、Desai会長は国家政策や世界政策と同様に、教育や交易、開発、平和をジェンダー平等の切り口から理解することが大変重要であると再度強調した。この理解無くしてGWIが政府に影響を与え、その国々で知識に基づいた提唱活動を遂行することは困難であろうとした。 この目標を達成するために、GWIは「世界経済の中での開発の共通目標」と題して基調パネルディスカッションを行った。パネリストの国連貿易開発会議(UNCTAD)の貿易、ジェンダーと開発プログラムの国連チーフであるSimonetta Zarrilli、および世界貿易機関(WTO)の貿易とジェンダー担当者のAnoush der Boghossianが、ジュネーブ大学法学部教授でありWTO参与でもあるGabrielle Marceauの司会のもと、交易と女性の権利ひいては平和との間の関係が重要であると明言した。パネリストたちは、交易がどのように女性の日常生活に影響を及ぼしているのか、即ち女性が最大の消費者である品物の値段や、政府による公共サービスの供給にどのように影響を与えているのかを議論した。さらに、交易が適切な生活水準に対する権利や食物への権利、ジェンダー平等への権利獲得の後押しができるという理由によって交易と人権の関連も指摘された。


ワークショップ、セミナー、ポスター発表
68余りのワークショップ、セミナー、ポスター発表がGWI大会期間中に行われた。「教育を通じて平和を」大会(7月27日)は、研究や政策提言での経験や専門知識を有する講演者を揃え、教育、女性そして平和を第一に追求する私たちの戦略作りを支援した。
また会員は以下の5つのサブテーマのうち1つないし2つに関係する多様なポスター発表、ワークショップやセミナーを行った。
  1. 女性と女児への教育によって、どのように紛争を防ぎ、社会を変革できるか。
  2. 平和の文化をもたらすために、どのようにカリキュラムを発展させ変化させられるか。
  3. 相互につながった、しかもその3分の2が紛争下にある世界に暮らすとは、いかなることか。また、紛争は私たちの日常生活にどう影響するのか。
  4. 若い専門家に対してどのようにすれば、教育とジェンダーの問題と、自らの個人的及び職業上の成功とのつながりを理解し、関係付けられるようにできるのか。

大卒女性が、教育、平和、提唱活動と行動が交叉するところで、地域、国、世界の政策に影響を与えるには、いかなる働きができるのか。

 

 

WTOにおける貿易とジェンダーに関する基調討論会
7月26日GWIメンバーは世界貿易機関/WTOの招待に応じ、貿易におけるジェンダー平等の重要性に関するWTOのパネル討論会とその後の歓迎会に出席しました。貿易に関して世界を変える多くの決定がなされるWTOへの訪問はまさに千載一遇の機会でした。ジェンダーが2年前からWTOの重要課題となって以来、その取り組みは積み重ねられ、発展してきました。WTOの貿易とジェンダー行動計画(2017-2019)や2017年ブエノスアイレスで出された「貿易と女性の経済的能力強化に関する共同宣言」で掲げられた推奨、行動、目標に沿ってWTOは活動しています。この討論会では、貿易とジェンダーに関するWTOの取り組み、および教育や平和そして女性のエンパワーメントを推進する貿易の役割に焦点が当てられました。 GWIは広大なネットワークを持つ組織として、GWIメンバーが田園地域で、また都市化が進んだ地域で女性たちのメンターとして指導している例のように、貿易での男女平等に関するWTOの取り組みを支援できると確信しています。発題者は、ビデオメッセージで参加したRoberto Azevedo(WTO事務局長)、Sunanta Kangvalkuij特使(WTO一般理事会議長)、Aranch Gonzales (国際貿易センター執行理事)、Ratnakar Adhikari(EIF/拡大統合フレームワーク執行理事)、Gabrielle Marceau (WTO法務部顧問)、Anoush der Boghossian (WTO貿易とジェンダー担当者)、Geeta Desai (GWI代表)でした。 GWIメンバーはアゼベド事務局長の男女平等への公約とGWI100周年への祝辞に感銘を受けました。全発題者の話を聞いたGWIメンバーは自国に戻り、自国のGWIメンバーや他の女性団体とはもちろんのこと、政府機関ともWTOが強調する男女平等をもっと広めていくためには何ができるのか議論していきます。女性起業家や、小さな加工業や製造業を協同で営む女性たちに活力を与え、彼女たちの国際的な市場への参入を支援していきます。最も弱く傷つきやすい女性たちに経済的自立への一歩を踏ませていきます。

GWIUpdate  2019年8月21日号

国際大学女性連盟(IFUW)と大卒女性インターナショナル(GWI)の100年(1919-2019)
1918年、イギリスの複数の大学からなる一団が訪米した際、米国のBarnard Collegeの学部長Virginia Gildersleeve教授と、イギリスのロンドン大学Caroline Spurgeon教授そしてバーミンガム大学のRose Sidgwick氏とが出会った。彼女たちは第一次世界大戦のような惨事を再び起こさないために世界中の大卒女性で結成する組織の必要性について話し合った。大卒女性が世界的に繋がれば、お互いを理解し友情を深め平和を築くために活動できるはずである、と。
このリンク*から、国際大学女性連盟(現大卒女性インターナショナル)がそのビジョンを高めていった100年の歩みがご覧になれる。この魅力的な女性達のラインアップをぜひともじっくり見ていただきたい。

*注 日本の髙野フミ、青木怜子両元IFUW会長の記事も載っています。(英文)


 


 

 

 

 

 


 


 

 



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