2021.8 GWIウェビナー「世界南北対話『女性、リーダーシップ、平和』」要約
GWI UPDATE 2021年8月
GWIウェビナー「世界南北対話『女性、リーダーシップ、平和』」要約
アジア地域の大学女性連盟(UWAsia)が平和と紛争解決に関する初のイベントを開催した。すなわち2021年8月7日の対話である。
97人がそのイベントに参加し、かつてないほど盛りあがった楽しいプログラムになった。インド、バングラディシュ、スリランカからの参加者は過酷な地域社会の状況や個々の紛争体験を滔々と語り、リーダーシップや紛争管理の様々な方法を提案した。その中で、軍の強制への視点や、紛争に対処する様々なリーダーシップの芽生えが語られた。今回のイベントは太平洋地域からの参加者と共に行われた。平和構築活動における、それぞれの地域文化の歴史に根付いている女性の役割が議論された。平和が侵害されている地域での、UWAsia-Pacificの懸念、あるいは関心事への包括的なアプローチをめぐって、議論は最高潮に達した。今回の企画では、国連決議同様に、国連安保理決議第1325(UNSC1325)、女子に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関する条約(CEDAW)のような平和を維持する協定についても議論され、その詳細が示された。GWIやNFAsの役割は、対象を女性だけに絞らず、平和のために活動すること、という点が強調された。平和構築や紛争解決に向けて統治(ガバナンス)のさらなる改善が必要であるとして議論は締めくくられた。(Ranjana Banerjee寄稿)
GWIは、この「GWI世界南北対話」のために尽力したUWAsiaと太平洋地域大学女性ネットワーク(PGWNet)によるイベントの成功を祝う。南北対話は、会員委員会によって始められたものであり、GWIの世界規模の空間の中で、関心のあるトピックをめぐって双方向対話がなされている。今回の対話は、大枠の「国境を超えて繋がるGWI会員連携プログラム」の一環として、6地域間の知識や友情のつながりを強めた。会員担当副会長のEileen Focke-Bakker氏は「ウェビナー参加者は世界的な視野や国際協力においてGWIがここ数年でどれほど成長したかを私たちに示してくれた。多岐にわたる問題が議論され、その解決策が明確に述べられていた。私は深く感銘した。UWAsiaとPGWNetの開催者に、画期的なイベントを開催してくださったことを心より感謝する」と述べた。
このイベントに参加できなかった方は、ここをクリックして(会員専用ページに入り)会員広場の記録を閲覧してください。あるいはここをクリックして(直接)Vimeoでご覧ください。(8/18)
←次の号へ | 前の号へ→ |