国連におけるGWI 第67回国連女性の地位委員会(CSW 67)における合意結論、その最終結果分析
GWI アップデート – 2023年9月13日号
国連におけるGWI
第67回国連女性の地位委員会(CSW 67)における合意結論、その最終結果分析
GWI アドボカシ―担当副会長のShaila Rao Mistry氏は、新たな機会と難題及び奨励事項を含む合意結論の分析とともに、CSW 67でのGWIのアドボカシー参加の最重要点を発表しました。同氏は、GWI のCSWにおける存在と関与により、ジェンダー平等が確実に政策と行動の中心であり続けることができる、と指摘しています。
「このCSW 67のテーマは、女性と女児のジェンダー平等の向上において重要な時期に現われました。そのテーマとは『テクノロジーをリードする女性たち、すなわち高度な意思決定のパイプラインを構築すること』です。デジタル革命と人工知能の普及は、女性と女児に前例のない機会をもたらしますが、同時に男女の不平等を容赦なく悪化させる深刻で新たな課題も引き起こしています。 デジタル格差は、命を救う情報、モバイルマネー商品、農業普及、オンライン公共サービスへの女性のアクセスを制限します。 これらの要因は、女性が教育を受け、自分の銀行口座を持ち、自分の人生と自由について十分な情報を得た上で意志決定を下す能力に決定的な影響を与えます。 CSW 67 のテーマは、公共、民間、政府、学界の 4 セクターすべての変革に取り組み、見逃した機会を明らかにします。 CSWの主なアウトプットであるAC(合意結論の分析)には、優先テーマの分析が含まれており、政府、民間セクター、市民社会の利害関係者に対し、世界レベル、国家レベル、地方レベルで実施されるべき具体的な奨励事項と期待が定められています。」 Shaila の包括的な分析にアクセスするには、ここをクリックしてください。
GWIの国連代表Maryella Hannum氏が2023年のハイレベル政治フォーラム(HLPF)を総括
2023年7月10日から19日まで、ニューヨーク在住のGWIの国連代表Maryella Hannum氏は、HLPFに参加しました。そのフォーラムのテーマは、「コロナウイルス感染症(COVID-19)からの回復を加速し、あらゆるレベルで持続可能な開発目標(SDGs)のための2030年アジェンダを完全に実施する」です。 このイベントは、持続可能な開発のための2030年アジェンダの中間点の再検討を目的としており、開発国と開発途上国を含むすべての加盟国に対し、SGDsの17の相互関連目標をすべて達成する間の実施状況、成功例、直面した課題について報告することを求めています。
このセッションでは、SDG目標のうち2030年に向けて順調に進んでいるのはわずか12%という事実に着目して、行動を加速するためには確実な計画が必要であることが特に強調されました。2030年アジェンダを完全に実施するために、GWIは以下の原則を提唱します。ジェンダー平等と生涯教育へのアクセスが、持続可能な開発に重大な影響を及ぼし、2030年アジェンダと 17 すべてのSDGs達成に向けて前進をもたらすということです。 国連事務総長の2023年経過報告特別版に同意し、SDG 4(すべての人に公平で質の高い教育を確保し、また生涯にわたって学習できる機会を促進する)を達成するために、Maryella氏は「教育資金は国家投資の優先事項にならなければならない」と強調しています。 教育の無償化と義務化、教師の増員、基本的な学校インフラの改善、デジタル変革の採用など、効果的かつ不可欠な対策の例が挙げられました。 GWI は、HLPFに GWI を代表して出席した Maryella氏 に感謝し、彼女の包括的な報告書と提案されているすべてのさまざまな対策をここで読まれるように勧めます。
GWI アップデート-2023年9月27日号
GWIメンバーニュース
日本大学女性協会のBeecken Mako氏による日本文化と日本語に関するピア・ツー・ピア プログラム
ご存知でしたか? 2020年にGWIは会員向けマーケットプレイス(会員広場)を開始しました。これは、世界中の会員が友情を育み、スキルセットや専門知識を共有するための革新的なピア・ツー・ピア プログラムです。ピア・ツー・ピア活動の一環として、Makoは日本文化と日本語に関するオンライン講座を提供します。初回の日本文化の講座は10月25日に開催され、定員は50名です。一方、日本語の講座は11月1日、11月8日、11月15日に開催され、定員はそれぞれ30名です。講座は60分で、日本標準時(JST)午前9時からZoomで開催されます。GWIは、興味をお持ちの会員の皆様に、今すぐご登録くださいますようお願いします。「日本文化と日本語体験」という件名で、受講なさりたいすべての講座をご明記の上、Pat Reavy (patreavy43@gmail.com)宛に電子メールをご送信いただくと、登録は完了です。
※大学女性協会会員が登録される場合は英語の登録になりますので、下記をご参照くださいますようお願いします。
メール送信先: Ms. Pat Reavy patreavy43@gmail.com
件名(subject): A Glimpse of Japanese Culture and Language
受講希望日: Culture session (25 Oct.)
Language course (1 Nov.) (8 Nov.) (15 Nov.)
会員名(JAUW)
GWIニュース
日付の保存をお願い: GWI と国境なき医師団 (MSF)によるウェビナー「人道支援現場におけるコミュニティの関与の役割」を開催
すべての GWI 会員の皆様に、10月5日午後5時(中央ヨーロッパ夏時間(CEST))から開催される 国境なき医師団(MSF)のウェビナーへのご参加をお勧めします。ウェビナーのテーマ「人道支援現場におけるコミュニティの関与の役割」は、GWI会員との有意義な関わりを促進し、GWI加盟団体が見習うことのできる MSF の成功した人道支援活動についての見識を提供することを目的としています。GWIは、MSFで健康促進および情報・教育・コミュニケーションの担当官として素晴らしい7年間の在職期間をもつ献身的な人道主義者Harry Piwai氏や、性と生殖に関する健康について、豊富な経験を持つ看護師で、現在、MSF南部アフリカ医療団で主要集団アドバイザーを務めているLucy O’Connell氏を含む著名な講演者達をお招きできることを光栄に思います。詳細につきましては、アップデートの下部にあるイベントチラシをご参照ください。 GWI は、この興味深く、情報満載のウェビナーにご登録くださいますようご案内申し上げます。
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