GWI アップデート―2024年8月14日号

2024 Bina Roy Partners in Development (BRPID) 助成金受賞者決定
GWIは、2024年度BRPID助成金の受賞者を発表いたします！これらのGWI加盟国協会は、それぞれの地域社会に大きなプラスの影響を与えることを目的として、果敢で革新的な草の根プロジェクトに取り組んできました。各受賞者にお祝いの言葉を贈るとともに成功を心待ちにしています。これらの卓越した取り組みの詳細は、こちらをクリックして確認してださい。

ウガンダ：ルウカ地区における再利用可能な生理用ナプキンを作るための青少年、教員、ならびに保護者への訓練
ネパール：教育と収入創出活動を通じた女性のエンパワーメント
エジプト：さまざまな年齢段階におけるエジプト女性の健康が、経済的エンパワーメントと国民所得に与える影響
セネガル：学校における環境市民教育
エルサルバドル：AI（人工知能）により職業キャリアを向上させる
トルコ：あなたの故郷を、私たちの祖国を啓発しよう

GWI アップデート―2024年8月28日号

 ― GWIニュース―
GWI、「105周年ヘリテージ募金ウォール」への寄付を募集

GWIは、創立105周年を記念して、去る7月1日にバーチャルの「ヘリテージ募金ウォール」の除幕式を行いました。このウォールには、さまざまな寄付金額を表すブロックが並べられ、それぞれに寄付者の名前が刻まれています。この募金への寄付は、女子教育を推進するとともにGWIのミッションを支援する上で重要な役割を果たします。開設以来、「ヘリテージ募金ウォール」には約8,000スイスフランの寄付が寄せられています。GWIは、ご寄付をいただいた方々に厚く感謝するとともに、さらなるご支援をお待ちしております。さらに、このウォールの作成と管理におけるShirley Gillett教育担当副会長の献身的な努力に称賛の意を表します。なお、「GWIヘリテージ募金ウォール」へのご寄付はこちらをクリックしてください。

 

― 国連における GWI ―
女性の地位委員会（CSW68）の振り返りと今後の展望

CSW68 は 3 月に閉会しましたが、GWI が 2025 年 3 月に開催される CSW69 を見据えたとき、その結果は今もなお重要な意味を持ち続けています。GWIニューヨーク国連代表のMaryella Hannum氏は、GWI からの CSW代表の主要なメンバーであり、GWIによる毎年のCSWでのイベントの主催者の一人でもあります。Hannum氏がまとめたCSW68報告書には、GWIのCSW68への積極的な参画が詳述されています。このなかで強調されているのは、CSW68 の重点テーマが、女性の貧困を永続させる制度的構造の評価と見直しを行い、より公平な未来を築くために公的機関やジェンダーに配慮した融資の仕組みを活用するための行動を模索するというまたとない機会を提供したことです。この点で、ジェンダーに対応した経済・社会政策は、女性の貧困に取り組む上で中心的なものとなります。報告書では、ジェンダーによる貧困は政治的、社会的、経済的に深く根づいており、これが差別的な組織構造や法律、社会規範を生み出し、定着につながるとも述べています。さらに、「合意結論」（the Agreed Conclusions）の交渉において争点になったのは、「ジェンダーに対応する」（”gender-responsive”）と「ジェンダーに基づく暴力」（”gender-based violence”）という二つの表現の使用に関するものでした。結果的にこれらの表現は削除されましたが、この争点は、CSW69と「北京宣言と北京行動綱領」30周年に引き継がれると予想されます。GWIは、Hannum氏のCSWへの毎年の参加と運営に心から感謝いたします。ぜひ、こちらから彼女の報告書を読み、考察し、分かち合いましょう。

 

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