GWI UPDATE  2023年1月
Graduate Women International (GWI) ニュース- January 18

★ 国際教育デー　『人に投資を、教育を優先』”To Invest in People, Prioritize Education “インフォグラフィック
第5回国際教育デーは、2023年1月24日に「『人に投資を、教育を優先（To Invest in People, Prioritize Education）』をテーマに挙行されます。2022年9月の国連（UN）変革教育サミットで生まれた世界的な機運を踏まえ、今年の国際教育デーは、教育をめぐる強力な政治的動員の維持と、政府の公約や世界的イニシアティブを教育のための責任ある行動に転換することを呼びかけます。世界的な不況、不平等の拡大、そして世界中で続く教育問題を背景に、すべての持続可能な開発目標（SDGs）に向けた進展を加速させるために、教育を優先させねばなりません。

この日を記念して、GWIは教育を称揚し、2023年のテーマに呼応したインフォグラフィックを作成しました。このインフォグラフィックとGWIのソーシャルメディアキャンペーンを広く共有し、教育を促進し、教育への投資の必要性に対する認識を高めていただくようお願いします。1月24日には、Facebook、Twitter、LinkedIn、InstagramでGWIソーシャルメディアキャンペーンを「フォロー」し、「いいね」マークを付け、また「シェア」して下さい。インフォグラフィックはこちらでご覧いただけます。International Day of Education Infographic 2023 (graduatewomen.org)

★第67回国連女性の地位委員会で、GWIが2つのパラレルイベントを開催
GWIは、3月6日から17日にかけてハイブリッドの環境で開催される第67回女性の地位委員会（CSW67）の一環として、2つのパラレルイベントを主催する予定です。「女性と女児の成長につながる教育とアドボカシーにおける革新的なアイデア」と題されるパラレルイベントでは、GWI 教育担当副会長 Shirley Gillett、アドボカシー担当副会長 Shaila Rao Mistry、GWI 教育委員会委員長 Lucia Guzman、そして、GWI 教育委員会と会員委員会 によって展開されます。このイベントでは、女性と女児のための教育とアドボカシー活動の両方にアプローチする新しい革新的な方法を検討します。現代社会におけるコミュニケーションのあり方は、テクノロジー、ソーシャルメディア、そしてバーチャルな世界によって道筋をつけられています。SDGs 4を達成し、女性や女児がより良い教育を受けるために、これらの技術やその他のイノベーションをどのように取り入れるべきかという問いを探求します。COVID期間中に行われた研究開発から、例えばコンピュータ・プログラムを使った家庭学習などを取り上げ、農山漁村の女性への影響も含めて紹介します。このワークショップでは、いくつかの実例を紹介し、このテーマについて聴衆の参加を求めます。

もう一つのパラレルイベントは、GWI会計担当副会長でヤングメンバーネットワーク会長のSudha SrivastavaとGWI事務局長のStacy Dry Laraが、GWIヤングメンバーの支援を得て展開されるものです。このパラレルイベントのタイトルは、「デジタル時代の教育における男女共同参画」です。世界が教育改革のデジタル時代へと指数関数的に移行する中、女性や女児のデジタルアクセスには金銭的な障壁が残ります。この対話型イベントでは、教育技術の進歩にアクセスする際の金銭的要因による男女格差を、農山漁村部と都市部の事例をもとに探ります。若い女性からなる専門家パネルが、強力なデータベースと調査に基づいた比較分析を発表します。官民パートナーシップ、開発金融、政府の教育予算、国際的な資金調達など、様々なコラボレーションによる革新的な解決策が紹介される予定です。また、投票による意見交換や質疑応答を通じて、聴衆と交流する機会も設けています。

女性と汚職に関するパラレルイベントの3つ目は、女性国連報告ネットワークとの共催で行われます。
パラレルイベントの日時は近日中に発表され、参加登録のリンクも共有されます。ご確認ください。

GWIメンバーニュース

★GWI 日本の大学女性協会会員 賀集イレーネさんが国連総会第3委員会で演説
 2022年10月、国連総会（UNGA）の第3委員会では、女性の地位向上について議論され、世界的な危機や紛争が女性の人権やエンパワーメントを阻害していると強調されました。GWI /JAUWメンバーの賀集イレーネさんは、日本のステートメントを発表しました。

賀集さんは個人的な体験を次のように述べています。

「昨年、市民団体である国連NGO全国女性委員会の推薦で海外に行くことができましたが、観光ではありません。国連総会第3委員会の会議に出席するため、日本政府の代表顧問としてニューヨークに5週間滞在しました。第3委員会は、人権問題を含む社会的、人道的、文化的問題を扱う委員会です。その会議で私は、社会開発、女性の地位向上、先住民の権利や他の人権問題について、発言したり、対話に参加したりしました。私にとって、国連総会がどのように機能しているかを学び、世界中から集まった興味深い人々に会うことができた素晴らしい機会でした。」

GWIは、賀集さんの勇気と貢献に祝意を表します。

★この一年間の注目すべき日付とイベント

1月24日 　　　　　　　　国際教育デー、グローバル
2月6日 　　　　　　　　 FGMゼロトレランスの国際デー、グローバル
2月11日　　　　　　　　 科学における女性と女児の国際デー、グローバル
2月27日～3月31日　　　第52回人権理事会、ジュネーブ
3月6日～17日　　　　　 第67回女性の地位委員会（ニューヨーク）
3月8日　　　　　　　　　国際女性デー
3月22日              　　　 国際水の日

←次の号へ

前の号へ→