2022年5月 世界図書・著作権デー/新型コロナウィルス感染症後の高等教育の変/
GWI UPDATE 2022年5月
世界図書・著作権デー
4月23日の世界図書・著作権デーに、GWIは女性と女児が文芸に参画することを祝いました。世界図書・著作権デーは本と読書の楽しさを奨励する国際デーです。1995年にユネスコは この行事の日をエミリー・ディッキンソン、アガサ・クリスティー、ジェイン・オースティン、ウィリアム・シェイクスピア、ミゲール・セルバンテス、およびインカ・ガルシラソ・デ・ラ・ベガといった卓越した著者に対する賞賛の表示として設けました(ユネスコ)。今年のテーマは「読書せよ、決して憂鬱にならないように」です。
GWIはこの日を、女性のエンパワメントのために女性の識字率の増大を促進し続ける必要性を強調するだけでなく、世界中の女性文学者の業績を際立たせるために祝います。遺憾ながら、共に改善の努力をしているにもかかわらず、世界中の7億5千9百万人の読み書きのできない人のうち、3分の2が女性です。GWIは、女性と女児が質の高い教育を平等に受けることに対して積極的に影響を与えるため、たゆみなく努力し続けます。(5/11)
新型コロナウィルス感染症後の高等教育の変革
高等教育サステイナビリティ・イニシアティブ(HESI)は、国連(UN)のいくつかの機関と高等教育コミュニティとの間のオープン・パートナーシップであり、持続可能な開発の達成における高等教育の重要な役割を、見識を持って強調することを目指します。毎年HESIは、ハイレベル政治フォーラムの特別イベントとしてグローバル・フォーラム(HLPF)を開きますが、それは、持続可能な開発のための2030アジェンダを検討するための国連の主要な討論の場です。2022 HESIグロ-バル・フォーラムは、オンラインで2022年7月6日に開催される予定で、2022年のHLPFのテーマに即して持続可能な開発のための2030アジェンダの完全な履行を推進すると同時に、新型コロナウィルス感染症後の世界において高等教育コミュニティがよりよい再建に適合することが可能なさまざまな問題および機会の理解をいかに深めるか、を考察します。ここをクリックして、シリーズのウエビナーについてより詳しい情報を、またGWIの提唱・教育担当副会長ルイーズ・マクリードが提出した報告書全体を、読んでください。(5/25)
アジア大学女性連盟(UWAsia)地域イベントのビデオがVimeoで公開
2022年5月13日、GWIの6つの地域グループの一つアジア大学女性連盟(UWAsia)は、共通テーマ「教育・ジェンダー・共生~コロナ後の課題と展望~」の下、様々な経験・事例に基づく知見を発表し合い、課題解決の方向性を探究するウェビナーを開催しました。日本からは大学女性協会(JAUW)CIRの鈴木千鶴子が “Varied Projects to Implement ‘Leave no one behind’: Use of ICT, Provision of Sanitary Goods, and Support of Immigrants Language Learning”を発表。香港大学女性協会(HKAUW)から会員で博士課程大学院生のWinky Chengが“Sex Education under the Pandemic: Insights and Barriers from the Experience in Hong Kong”を、また香港大学女性協会実行委員のCandice Chuiが “Going Beyond the Boundary: Supporting Female Students in Impoverished Regions”を発表しました。続いてシンガポール大学女性協会(GWAS)プロジェクト委員長でデータサイエンティストならびにASEAN女性起業家ネットワークシンガポール代表のIrene Boeyが “GWAS SEP for Children: A Smart Collaborative Approach for STEM-related Subject Using Personalised Learning by Augmenting between Artificial Intelligence and Human Mentors”を発表しました。GWIは、UWAsiaならびにJAUWとHKAUWおよびGWASに、この素晴らしいイベントの成功に祝意を表するとともに、モデレーターを務めたHKAUWのCIRであるJanice Panに深く感謝します。ウェビナーのビデオは、こちらをクリックして視聴ください。(5/25)
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